2018年8月6日月曜日

ミニマリストと経済

 モノを極端に所有せずになおかつ幸せな生活を送る人をミニマリストと呼びます。これだけモノで溢れかえった世の中で信じられないかもしれませんが、実際にミニマリストは確実に存在します。文献やネットで検索をかけると結構ヒットします。それでもまだまだマイノリティーだと思います。
 僕も正直、ミニマリストへの憧れがあります。とりあえず洋服のみであればミニマリストに対抗できるくらいにお片付けが成功いたしました。アウターなんて1着しかありません。夏である現在、Tシャツも2着を着回しております。モノがないと選択の余地がないためか大変スッキリした心境に到達できます。心の中が爽やかなのです。
 さて、前述の通りミニマリストや僕のような存在はマイノリティーです。これがメジャーになり世の中の人々がミニマリストだらけになってしまうと経済が成り立たなくなってしまいます。つまりモノが売れなくなり経済活動が停滞してしまうということです。お金が回らないと経済が発展しないのですから、購買意欲の高い人々に頑張ってお金を落としてもらうのが企業側の役目であり、これらはほとんど騙し合いに似ている構造です。CM広告でセールを通り越してバーゲンなどという表現をしている時点で、煽り過ぎなのではないかと僕は思ってしまいます。ミニマリストはドン引きでしょう。
 この騙し合いに呆れてしまっていると言いますか、人間の欲に限りがないことに気づいてしまっているのもミニマリストの特徴です。要は必要最小限のモノを所有し、なければ購入すれば良いのです。
 経済的にはミニマリストは大変邪魔な存在なのかもしれませんが、資本主義が進み過ぎればその逆の流れも出てくるのが世の常であると考えることができます。

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