2016年4月28日木曜日

不死鳥のようなカセットテープ

 世の中は、新しいものを生み出しては廃れ、また新たに生み出していく、を繰り返しています。昔のコンピューターゲーム機は大きくて、持ち運びなどできませんでした。ところが、現在はスマホの中でゲームを楽しめるので、どこでもいつでもゲームをすることができます。
 これは廃れるだろう、絶対になくなるにちがいない、の予想に反して、まるで不死鳥のように生き続けているものがあります。それはカセットテープです。カセットテープはラジカセに入れて、再生ボタンをカチッと押して聴くものです。ラジカセのカセはカセットのことですね。つまり、ゲーム機の本体がラジカセであり、ソフトがカセットテープということになります。
 近年、そのカセットテープが見直されているようです。確かに、レトロでありながら可愛らしさを感じさせるアイテムでもあります。僕はCD以降の世代なので、レコードやカセットテープとは縁遠いのですが、MDが廃れカセットテープが生き残るという未来を、一体だれが想像したでしょうか。
 おっさん世代には、カセットテープは懐かしく、また若者世代には、カセットテープそのものが新鮮に映るのでしょう。とにもかくにも昔の伝統を大切に継承していくことは、日本文化にとっても、良いことなのかもしれません。

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