2020年6月20日土曜日

登竜門

 昔の学生は尾崎豊が登竜門でしたね(古い)。思春期の憤りを尾崎が代弁してくれました。今の学生はそんな憤りをどのように解消しているのでしょうか。YouTubeでしょうかね。ちょっと寂しい気がいたします。まあ盗んだバイクで走り出したり、夜の校舎窓ガラス壊して回ったりするよりは迷惑をかけていませんから、良しとしましょうか。
 久しぶりに尾崎豊を聴いてみると実によくできている曲だなと思います。『I love you』なんて尾崎15歳の時の作品です。実に早熟の天才だなと感じます。僕の青春時代はiPodなんてなかったので、ウォークマンでしたね。何度も何度も繰り返し、尾崎豊を聴き倒しました。昔はネットがないためか先輩や同級生からの口コミによるものが多かったので、そんなネットワークから僕は尾崎を知りました。その頃はあまり考えていませんでしたが、彼は抜群に歌がうまいです。それから青山学院高校3年の卒業式の当日に退学届けを提出するなど、かっこいいエピソードが満載です。
 尾崎豊は26歳で変死をするのですが、早すぎる死であったと思います。彼の死は、結果的に彼を伝説化することになるのですが、死んでしまってから尾崎豊を知った人のほうが多いのではないでしょうか。今の若者に尾崎豊がどう映るのか、ちょっと楽しみでもありますね。


0 件のコメント:

コメントを投稿