2014年12月19日金曜日

結局、何だったのか

 STAP細胞についてである。自殺者まで出しておいて、STAP細胞の再現実験は、打ち切りだそうで、本当に真相は闇である。もしかしたら、何十年後には実はSTAP細胞はあった、となるかもしれないが、現時点では存在しないということらしい。だとするならば、小保方さんに責任があるという見方が正論だろうが、日本は組織を重んじる国なのだから、小保方さんを研究ユニットリーダーに抜擢した理化学研究所にも責任はあるはずだ。
 ここでよく耳にする責任を取るということについて考えてみたい。企業で、何らかの不祥事が起きた場合、そのトップが辞任する形で、とりあえず終焉をむかえるから、要は辞めれば済む。辞めることが責任を取ることなのだという印象が僕にはある。しかし自殺してしまった人は責任を取ることすらできない。人間は強そうな人間ほど、案外もろく、弱そうな人間ほど、図々しく長生きするのではないかと考えてしまう。
 結局、何だったのか。

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