2019年6月3日月曜日

いじめがなくならない理由

 新聞で中学生が自ら命を絶ったと知りました。わずか十数年しか生きていないのに、自分で死を選択したことは重く受け止めなければならない事実です。
 そもそもなぜいじめは存在するのでしょうか。健全な人間ならいじめには参加しないはずです。ということはいじめをする側は不健全な精神状態であり、攻撃をしたくてしょうがない人種なのです。このような人種は一定数必ず存在して、次から次へとターゲットを決めていじめを続けているのです(いじめっ子って顔でわかる)。
 例えば、学校ですごく顔がかわいい子がいるとします。この子がいじめのターゲットになる場合、これは僻み、妬みからくるものです。自分にないものを人が所有していることが気に食わないわけです。それから暴言。かわいい子が気に入らないから集団で「ブス、ブス」 と連発することでターゲットは自身を本当にブスだと錯覚してしまい、この世に存在してはいけないのだと思い込んでしまうのです。
 これは大人の世界でも存在することです。つまり、人はいじめをやめられないのです。小学生くらいまでは子どもであり、一例として校長先生がハゲていると「ハゲ」と素直に言ってしまいます。大人になると、ハゲている人にハゲということは失礼に値する、人を傷つけてはいけないと考えるので、暴言を吐くことはなくなります。それでも前述の通り、集団で人を攻撃する人たちは一定数、絶対的に存在するので、いじめは無くなりません。いじめを繰り返す集団はもう病気のようなものなので治ることはないでしょう。だから不幸にもいじめのターゲットになってしまったら、強い気持ちを持って闘っていくしかないのだと思います。いじめる側は嫌がらせをすることで、快楽を覚える人たちなので、何を言っても無駄です。彼らはコンプレックスを抱えており、嫌がらせをすることで自分の気を紛らわしているだけなのです。つまり、いじめをする側はゲーム感覚で、いじめを行なっているので、なくなることはないのです。
 中学生や高校生は学校や部活やLINEがすべてであり、広い視野を持つことは難しいのが現実です。いじめに耐えられなくなったら、不登校をしたり、引きこもりになったりして、死から逃れることも選択肢のひとつです。人間は生きているだけで丸儲けなのですから。


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