2020年9月26日土曜日

久しぶりに描いた抽象画

  僕は先日、久しぶりに抽象画を描きました。小沢健二の『天使たちのシーン』を聴きながら描きました。だからタイトルは『天使たちのシーン』です。抽象画のメリットって言語や国境を超えて、人に魅せることができることです。その意味で抽象画って表現者冥利に尽きるのです。逆にデメリットは頭がおかしいのではないかと疑われたり、ドラッグをやっていたり、タトゥーがあるのではないかと疑われたりすることでしょうか。確かに抽象画は何が何だかわからないものです。それでも解説することはできて、尋ねてくれるのであればお答えしますよ、という感じ。僕は子どもの頃から抽象画が得意で、教科書の落書きはまるで呪文のように抽象画のオンパレードでしたね。

 抽象画はきっと誰にでも描けるものです。だからこそその絵に価値をつけることが難しいのです。ピカソの抽象画や岡本太郎の抽象画と僕の抽象画が何が違うのかというと、有名かどうかの違いでブランドがあるかどうか、たったそれだけのことです。たったそれだけのことが大きな違いで、これは時に身を委ねることしかないと考えています。時の流れが僕の絵画に追いつくこと。それを待つしかないわけです。

 これからも僕は抽象画を描き続けるでしょう。これは自分との闘いでもありますし、世界との闘いでもあるわけです。一兵卒の戦士を貫き通す所存でございます。



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