2018年12月13日木曜日

遺伝的な何か

 NHKでファミリーヒストリーという番組があります。芸能人の先祖祖先をたどり、そのルーツを調査し、報告紹介する番組で、非常に人気のある番組です。この番組には芸能人だけでなく一般の視聴者からも「自身のルーツを調べて欲しい」という依頼があるそうです。この番組を観ていておもしろいのは、芸能人の仕事の分野と祖先の仕事の分野が関係がある場合が多いことです。たとえばアーティストの祖先が三味線の先生をしていたとかですね。
 僕は最近、人間には努力とか根性とか以外に、遺伝的な何かが人間の将来を大きく変化させているのではないかと考えているのです。稀に両親ともに学校の先生で息子はコメディアンになったというケースもあるでしょうが、遺伝的な何かが子どもに大きな影響を与えていると考えることもできるでしょう。 
  自分のことで考えてみると、僕の母は木目込み人形の先生をしています。父は経理マンです。僕は売れていませんが毎日絵を描きます。母の血と父の血が混ざった性格をしていると考えることができます。これも遺伝的な何かが関係しているのではないかと思います。親戚には教師、銀行員、公務員が多いですが、その子どもたちも同じような仕事に就いています。
 とにかく子どもが影響を受ける最初の存在が親なのです。そこに遺伝的な何かがあると考えることは何ら不思議な話ではないはずです。


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