2025年5月30日金曜日

家事労働の対価

  知人で専業主婦の女性を存じ上げております。彼女は周りの友だちから「なんで働かないの?」と聞かれて困っていると言っておりました。「家のことちゃんとやってるのに」とも。そもそも目に見えないのが家事労働について。大きなお家であれば食洗機があったりロボット掃除機があったり、ある程度の家事はしなくて済むのでしょうが、一般家庭はそうはいきません。皿洗いだって約10分くらいはかかるでしょうし、洗濯物を畳むのも大変。加えて掃除機をかけたりお風呂を掃除したり、それからトイレ掃除もあります。僕は子どもの頃から家の手伝いをよくするほうだったので、家事労働はまったく苦になりません。みなさまはいかがでしょうか。

 さて、そんな家事労働ですが、実は仕事として考えると年収1000万円くらいの対価になるという調べもあるそうです。家事労働の対価は相当なものです。昨今は主夫も定着し、イクメンも当たり前になりつつあります。男の人が家のことをやることが変ではなくなったこと。とても良い傾向です。そう言えば朝、ゴミを捨てに行くと、ゴミを持つ男性とすれ違うことが多いです。こういう点も良い傾向。

 家事労働がどうしても嫌。そんな人はお金持ちになってハウスキーパーさんと契約するか、あるいはお手伝いさんを雇うか、どちらかが良いでしょうね。かなりお金持ちにならないと現実的とは言えない部分。だから現実を見て、少しづつ家事ができるようになると良いのではないでしょうか。たとえば皿洗い。これは食後すぐに片付ける癖をつけましょう。時間が経つと油汚れがお皿について大変ですし、何より面倒くさくなってしまいます。嫌なことはさっさと片付ける。そして、トイレ掃除。家事が嫌いな人はトイレ掃除も大嫌いでしょう?。100均でビニールの使い捨ての手袋を買ってきて、それを装着し、専用のウエットペーパーで便器を拭いていくのです。最初は抵抗があると思うのですが、自分のトイレだと考えれば掃除せざるを得なくなります。トイレ掃除後の爽快感はやったものにしか味わえない気持ちの良さがあります。

 いつの日か家事労働に対する正当な評価がされる日を待ちわびております。世の専業主婦のみなさまが生きやすい社会が来ることを僕は願うばかりです。

 



0 件のコメント:

コメントを投稿