2016年12月9日金曜日

職人のかっこよさ

 世界には一体どれだけの仕事が存在するのでしょうか。すべての仕事は意味があるから必要とされるわけで、無駄な仕事など存在しません。だから、いろいろある仕事について文句を言う事は許されることではありません。絵描きだって命がけで絵を描いているのです。気楽な仕事ではありません。
 僕は昔から、大工さんなどの職人さんに対して尊敬の気持ちを持っています。職人さんは頑固そうですが、それは仕事に対するこだわりからくるものであって、決して偏屈な人ではないと思うのです。子どもの頃、祖父の家を建て替える時に見た大工さんたちのかっこよさは、今もはっきり記憶しています。大工さんは家を建てた後に「この家は俺が建てたんだ」と言えるから、その点もかっこいいなと感じます。自分が携わった仕事が形として残り、住む人を幸せにするわけですからやりがいも相当あるのだと思います。
 何事もその道を究めれば、職人だと思います。素人にはとんでもないことのように見える仕事を、サラッとやってのける職人さんは真のプロフェッショナルであり、その裏には長年の努力の結晶が存在していることを忘れてはならないと思います。

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