2017年1月7日土曜日

思い出す変な教師

 一般的にいわゆる普通ではない時に、変だという指摘が生まれます。「あの人は変な人じゃないよ」「俺って変かも」の使い方が生まれるのも同様です。
 たまに高校生の頃の変な男性教師を思い出すことがあります。その先生は数学を担当していましたが「来週は面倒くさいから休みますよ」と宣言し本当に休んでしまったり、授業中寝ている女子生徒を激しく揺さぶって無理矢理起こし、腕を掴んで黒板の前まで連れていき「さあ、この問題を解いてみて(叫)」と強制したり(寝てたんだから解けるわけない)、とにかく破天荒な教師だったと今思い返せばそう思います。 
 授業中の雑談も普通ではありませんでした。「わたしの家にはね、暖房がありません。冬場は毛布にくるまってひたすら耐えるんです。これで戦争が起きたとしても、わたしひとりだけは生き残りますよ」と微笑を浮かべながら話すその狂気な表情を、今でもはっきりと思い出すことができます。
 その変な教師は「1年間を通じてテストが4・5回ありますが、そのテストで一度だけでも100点を取れば通年の評価を10段階評価で10にします」と言っていました。つまり、一度でも100点を取れば残りのテストが0点でも評価が10ということです。嘘のような話ですが、僕は一度だけ100点を取りました(他は70点くらいでした)。通常の教師なら通年の通知表は7か8が妥当なのでしょうが、本当に10を付けてくれました。
 学生時代の教師の記憶なんてほとんどないのが現実です。変という意味だけでも僕の記憶に残っているわけですから、その教師は僕にとってよほど奇異に映ったのだと思います。

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