2017年1月9日月曜日

利己主義者との距離のとり方

 たいがいの悩みというものは人間関係だと思います。人間関係に悩みたくないなら、悩む前に対策をとる必要があります。たとえば、やたら近づいてくる人には注意しなければなりません。その人が自分に近づいてくるには何か理由があるからなのです。子どもの頃なら、単純に一緒に遊びたいから、興味があるからという直感的な理由しかありませんが、大人になるとそうではなく近づく理由が存在するのです。
 大学の時に、異常に積極的に近づいてくる女性がいました。僕はその人がいろいろな男の学生に話しかけているのを頻繁に目撃していたので「宗教の勧誘かな」くらいにしか感じませんでした。それが僕に話しかけて来たことで「おいおい。ターゲットになっちゃったか」となりました。廊下などで見つかってしまうととんでもない近距離で一方的に話をするので困惑してしまいました。距離を置いてなるべく接触しないようにしていたのですが、卒業間近になって「住所を教えて欲しい」と謎のメールが届き(連絡先は大学内の知人に聞いたらしい)、当然、僕は教えませんでした。
 幸運なことに、宗教の勧誘はされずに済みましたが、僕にとってその人は利己主義者に他なりません。自分の都合しか考えていないのです。住所なんて一般的に考えても個人情報ですし、仲良くないのに教えるはずがありません。普通は聞かないでしょう。
 そして、住所を教えていないにも関わらず、家の近所でその人を目撃した際には薄気味悪さを通り越してオカルト現象だと思わざるを得ません。

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