2020年2月10日月曜日

人と同じ

 人と同じってことは楽なことです。「人と同じ」の逆説語は個性的でしょう。僕は昔、個性的を目指していました。大好きな原宿に行って、人と被らない古着を探す日々は楽しいものでした。懐かしいですね。
 ですが、あくまでも個性的というのは見た目だけの問題です。僕の中身はいたって普通の人間。それが個性的を目指しても、どうしても無理が生じてしまいます。僕は見た目が個性的になっただけなのに個性的になったと勘違いしていたというわけです。精神衛生上、とても疲労していました。それもそのはず、見た目と中身がどんどんかけ離れていくわけですから。
 結果的に、僕は人と同じのほうが良いですね。つまり、僕は凡人であると気づいたわけです。凡人って楽です。第一にアンテナを張る必要がありません。第二に流行りに流されることもないわけです。それから人と同じって目立ちません。逆に目立つことはすごくパワーのいることです。だから僕はもう目立つのは嫌です。人と同じで目立たないのが最高なのです。

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