2024年1月18日木曜日

譲り受けたモノ

  ミニマリストになり、モノに対する執着がなくなりました。とはいえ、こだわりのアイテム等はいくつかあります。その中でも譲り受けたモノは大切にしています。僕は父からジャケットを譲り受けているのですが、オーダースーツで生地も大変良いモノなので、相当長いこと着用を続けております。それから本とかも気に入っているモノはありますので、処分したりはしておりません。要はミニマリストになって取捨選択がかなり鋭くできるようになった、そんな感覚があります。

 以前に近所で一人暮らしの高齢男性が亡くなり、家の処分をその男性の子どもたちが放棄したため、業者が来て処分をしていたのですが、それはモノを投げてトラックの荷台に無理矢理詰め込んでいるというものでした(乱雑にね)。自分以外の人のモノってゴミなんだな、そう感じた瞬間でもありました。人は天国にモノを持っていけません。残されたモノはゴミと捉えられてしまう可能性があるので、高齢のかたが終活をすることは立派なことかと思いますね。終活は、身近にいる人に迷惑をかけないという意味で、素晴らしい行動です。僕自身もモノは最小限ですし、卒業アルバム処分してますし、もう終活を終えていると言って良いでしょうね。 

 友だちで父を若くして亡くしている人がおります。ある時、彼が非常に素敵な靴を履いていたので「それすごいおしゃれな靴だね」と言ったら「死んだ親父の」とのことでした。親子は不思議なもので顔を含めて髪型や体型もそっくりに成長します。だから僕や友人のように、父のモノを譲り受けることはあり得ることだと思います。ぜひ大切にすべきですし、親御さんから何かを受け継げることはラッキーなことであると言えるでしょう。ミニマリストになった僕ですが、モノはなるべく大切にしたいと考えておりますので、これからもモノとはうまく付き合っていきたいです。


 

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