2016年8月10日水曜日

暗号を解読しようと

 歴代の偉人で暗号に憑りつかれた人は少なくありません。僕は暗号と聞いただけでも面倒くさいアルファベットと数字の羅列を連想し、暗い気持ちになってしまいます。ところが偉人はそうではありません。その暗号を解読しようと試みるのです。それが凡人と天才の差なのかもしれません。だいたい、ニュートンにしてもそうですが、聖書に暗号が隠されているのではないかと疑い、果敢にも聖書と格闘することが何の得になるというのでしょう。
 そうなのです。偉人というものはお金のため、何かの利益のため、あるいは損得勘定で動かない生き物なのです。暗号を解読し、もしも暗号の解読に成功したら、達成感を覚える、そこに偉人の生きがいがあるのであって、仕事としてとか、誰かのためとかではなく自らの生きがいのために、問題提起を掲げ、解決をしようとするのです。
 こう考えると、偉人の美学は神々しいの一言に尽きるのです。

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