2017年5月22日月曜日

社会の中心は

 ほとんどの人が普通自動車免許を18歳で取得します(僕はその年頃に取りませんでしたが)。その人々がここから車を運転し始めるので、自然と車社会だと勘違いしてしまう事があります。僕自身も車を運転していると、突然飛び出してきた人に対し「危ない」と独り言をつぶやいてしまう瞬間があります。ここで考える勘違いとは社会の中心は車であるという間違いです。日本の産業を支えてきた車は、もはやなくてはならない存在です。しかし、車はあくまでもツールであってモノにすぎないのです。そのモノを生産しているのは人間、ヒトであります。
 どうしてもこれだけ車が当たり前のように普及してしまうと、車目線で物事を考えてしまうのですが、前述の飛び出してくる人の問題も、僕自身が車目線になってしまっていることが問題なのです。車を運転している時に、誰かが飛び出してくるかもしれない、自転車が車道にはみ出し走行しているかもしれない、これらは想定できることです。すべての人間がマナーを守る社会ではなく、マナーを守らない人々が必ず存在することも頭に置いて生活をしなければなりません。突然飛び出してくる人を車でひいてしまい最悪の惨事になってしまっても悪いのは車であり、責任は運転手にあるのですから。
 社会の中心にいるのはヒトであり、モノではないということ。そのことを人間が絶対に忘れてはならないと思うのです。

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