2017年5月28日日曜日

固定電話という言葉

 昔の電話と聞くと黒電話を想起する人は多いのではないでしょうか。あのレトロで怪しく黒光りしている電話はもはやアンティーク雑貨としては成立しても、今も使用し続けているご家庭は少ないと思います。結果的に家の電話は固定電話と呼ばれるようになりました。おそらく携帯電話、スマートフォンの普及率が高まったためであり、家の固定電話すら持たない世帯も急増しているはずです。
 新聞も同様であり「スマホで見るから紙のほうはいいや」という流れです。だいたい新聞はたまるとかさばります。重宝しているのは新聞の切り抜きをスクラップする高尚なご趣味をお持ちな人くらいでしょう。新聞は現在の情報を伝える紙であり、現在が過ぎ去った後、その価値はなくなってしまうのです。
 本当に時代は流れていきます。過去に当たり前だったものが、当たり前でなくなり文明は進化を続けていくのです。固定電話という言葉自体も聞かなくなくなる日が来るのかもしれません。

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