2017年5月4日木曜日

期待すること

 人間は未来の自分に対し、誇大な期待をしてしまうと聞いたことがあります。だからダイエットすると決意したら、スポーツジムの会員になり、高い年会費を払ったのにも関わらず、ほとんど行かないでダイエットにも失敗するという最悪の事態が起きてしまうのです。これは「いずれ・・・」という根拠のない前向きな期待が人間に過ちを与えてしまうのだと分析できます。たいていの人はよほど意志が強い人でない限り、仕方なく義務的にやらなければならないことは先送りしてしまう傾向があります。
 僕は学生時代、勉強がダメでしたから、いつもいつもテスト前になって一夜漬けを試み失敗を繰り返していました。なぜ毎日の復習を怠るのかというと、勉強が嫌だったからです。そしてテスト前にちょっとやればなんとかなるだろうという期待があったからです。ダイエットも勉強も好きな人は少ないと思います。よって、義務感が強いものを先延ばししてしまうことは日常生活においては、よくあることなのではないでしょうか。
 逆に将来あるべき自分の姿を想像し、毎日毎日コツコツ努力できることは凄いことです。そういう人だけが未来の自分に対し期待をして良いのだと思います。

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