2022年5月29日日曜日

音楽の素晴らしさ

  僕は音楽は時空を超えると考えております。それから記憶。音楽を聴くと当時のことが記憶としてはっきりと思い出されるのです。不思議ですね。僕が大好きなのが志村正彦がご存命であった頃のフジファブリック。中でも『茜色の夕日』は絶対に外せない一曲です。現体制のフジファブリックでも手を出すことができない名曲であります。この曲を聴くと僕は当時のことを思い出します。大学生でファッションに興味があり、ちょうど帽子屋さんにいた時に流れてきたのです。店員さんにアーティスト名と曲名を教えてもらいました。インドア派の僕ですが、志村正彦さんがいた頃のフジファブリックのライブには足を運ぶべきでした。人生にたらればはありませんし、あまり後悔することのない僕ですが、この点は非常に反省といいますか、後悔に近い形で記憶として残っております。

 29歳で夭折してしまった志村正彦は生きていたら、本当に多くの名曲を残していたはずでしょうし、Mr.Childrenくらいのビッグバンドにフジファブリックはなっていたのではないでしょうか。悔やまれる部分です。それから知名度。フジファブリックはフェスに行くようなコアな音楽ファンではない限りはあまり知られていないと思うのです。『茜色の夕日』と同じく名曲なのが『若者のすべて』。これは学校の教科書に掲載されるので、そこから情報を得る若者は多いのでしょう。音楽は語り継がれていくものですし、思春期にフジファブリックの過去の音楽を聴けることは僕にとっても喜ばしいことなのです。加えて、サブスク等の音楽配信サービスやYouTubeが身近にある昨今ですから昔の音楽にたどり着くことは容易で気軽なものなのです。最近の音楽は複雑ですから「フジファブリックの音楽ってシンプルだよね」という声が聞こえてきそうです。ですが、リアルタイムでは相当複雑で斬新な音楽でした。

 みなさまも音楽の素晴らしさを日々感じながら生活をしてみると、アーティストに対する見方が変わってくるのではないでしょうか。素晴らしい名曲は色褪せず、永遠に私たちの心に残るという意味で、音楽は切っても切り離せない重要な要素なのだと僕は考えております。


 

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