2017年3月9日木曜日

やっていいことと悪いこと

 以前に、スーツ系の洋服屋さんがオープニングを迎えました。初日であり、家から近かったので行こうかどうか迷っていました。そのお店はネットでも購入可能でした。気になる商品があったのですが、ネットでは完売でした。僕はオープニングのお店に電話をかけ、気になる商品の在庫の確認をした所「ございます」ということだったので、すぐに店舗に向かいました。到着して試着をしてみたかったので、お手すきの販売員さんにお尋ねしたら「申し訳ございません。この店舗には置いてないのでお取り寄せになってしまうのですが」とのこと。話が全く違い怒りを覚えましたが、状況は理解できました。はじめからその店舗に在庫は無かったのです。しかし、オープニングということもあり、ひとりでも多くの客を呼ぶ必要があったので、嘘をついたのでしょう。店長さんも出てきませんでした。僕は家に帰ってからも怒りが収まらず、その店舗はチェーン店なので本社があるのではと思い、調べると電話番号がわかりました。
 本社のほうに電話をかけたら、さも申し訳なさそうな声で男性の担当者が「この度は大変ご迷惑をおかけ致しまして・・・」と言うので怒りを通り越して笑ってしまいそうになりました(謝り慣れてるから心がこもっていない)。僕は状況を説明し「交通費もかかってるのですよ」とまで言ったら黙り込んでしまいました。以後、僕はそのお店(全国のチェーン店、ネット通販も含む)では買い物をしていませんし、もう2度とすることはありません。大きなお店ですから、僕ひとりくらい客を失ってもダメージはないはずです。
 もしも、僕と同じような経験を持つ人が全国レベルではどのくらいいるのだろうと考えると興味深いです。資本主義経済では、一見少数派に見える人たちは切り捨てられるのが自明の理です。ですが、サイレントマジョリティーというものがこの世には存在するのです。数年後、数十年後にそのお店がどうなっているのかが僕は楽しみです。

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