2024年3月29日金曜日

100本のバラ

  友だちがお花屋さんを経営していて、おもしろいお客さまがいたそうです。それは「100本のバラの花束を作ってほしい」というもの。「100本?」と僕は聞き返しました。色は赤だったそうなのですが、100本のお花を束ねると手が痛くなると彼は言っておりました。僕には考えられないお話。お花屋さんの経営者で男性は珍しくないらしいのですが、働くスタッフは圧倒的に女性が多いのだそうです。「女性でも100本のバラを束ねられるの?」と質問したら「人による」とのこと。力は人それぞれですからね。

 お花をプレゼントするって気持ちをプレゼントするようなものです。ですが、注意が必要なのが恋愛感情が入ってしまう場合です。交際しているのであれば良いのですが、一方的な恋愛感情を持っている場合は、お花をプレゼントすることが自己満足になってしまいがち。相手は仕方なく受け取る、ということになりかねません。ちなみに僕も気になる子のお誕生日に、歳の数だけの真っ赤なバラをプレゼントして、結果的に捨てられた失敗談があります(懐かしい)。女の子の友だちづてに「捨てたらしいよ」と教えてもらい、当時はショックでしたが、恋愛感情が冷めた時に「大変なことしちゃった」と気づきました。失敗して学習する、これが僕の人生のモットーです。以来、意味深なお花のプレゼントはしなくなりましたね(よかったよかった)。そもそも何とも思っていない男性から誕生日に、歳の数だけ真っ赤なバラをプレゼントされたら、ふつうに気持ち悪いですよね。その女性は今でも僕のことをネタにひと笑いを巻き起こしていることでしょう。

 僕は少し、観葉植物に興味があるので、よくいろいろなお花屋さんに出没します。中には観葉植物の取り扱いがないお店もあったりして不思議に思ったりもします。先日はガジュマルを探していたのですが、全然なくてシーズンではないのかと感じたりしました。サボテンを筆頭に観葉植物は生き物と同じ。責任を持って育てたいと考えております。みなさまもお花屋さんに興味があるかたはぜひ最寄りのお花屋さんに足を運んでみてはいかがでしょうか。


 

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