2024年4月18日木曜日

書けなくなること

  僕のブログを楽しみにしてくれている友人から「そんなに毎日毎日書いて書けなくなることないの?」と尋ねられたことがあります。「ないよ」と僕。そういえば大学生の頃に教授に「君は文章を書くことに慣れているのか?」と聞かれたことがあります。「慣れていません」と答えると「君のレポートは大変良く書かれています」とお褒めの言葉をいただいたことがあります。おそらくこれは天賦の才能なのでしょう。読書に関していえば17歳くらいから開始しました。インプットの要素があるのが読書。書くことはアウトプットですから読書とは脳の使用部分が異なる感じがいたします。医学的にはどうなのでしょうか。

 人間の生には限りがあります。当然、僕のブログも終了する日がくるわけです。その日が楽しみでもあります。どんなタイミングで、どんな心境で終了するのか、その点が楽しみですね。今年の12月でこのブログを書き始めてちょうど10年の節目の年を迎えます。10年は長いようで短いもの。この期間には本当にいろいろなことがありました。そりゃあ生きていればいろいろあります。それでもなんとか継続してこれたのは、向いていたからでしょうね。僕は向かないことは全然続きません。継続は力なりとはよく言ったものです。イラスト制作もずいぶん長いこと続いておりますので、向き不向きはおもしろいもの。とにかく行動してみて、合うか合わないか、向いているか、向いていないか、判断してみる。これが大切です。若い人はなおさらそうだと思います。若い時にしかできないこととかってきっとあるのだと確信しております。

 若い頃に経験せずに後悔していることが海外に出なかったこと。特にアフロ時代。ファッションに興味もあり、僕の見た目は異質なものでした。原宿に行っては外人さんに「写真撮らせてよ」と英語で話しかけられました。僕は「Yes」と答え、写真撮影に応じました。その頃、海外に行っておけば良かったと今悔いています。だから僕の代わりに若者にはどんどん、海外へと行って羽ばたいて欲しいと感じるのです。それは語学留学という形式的な目的で問題はありません。

 僕は作家ではないので、文章が書けなくなる恐怖感みたいなものはないですね。僕が作家だったら、きっと書けなくなることが恐ろしくて夜も眠れないことでしょう。その意味で、僕は作家でなくて良かったです。これからも僕の文章を楽しみにしてくださるかたには感謝の気落ちを持っておりますし、命を削って文章を書き続けたいと考えております。心の中で握手を。 



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