2016年9月29日木曜日

世界から音が消えてしまったら

 僕はマスクをしてアイマスクをして、耳栓をして眠る男です。先日、ふと目覚めた時に、自分はどこにいて、自分は誰なのか、またここはどこなのかという感覚に襲われました。それははじめての体験でした。なぜそのような体験をしたのかというと、マスクをしてアイマスクをして耳栓をしていることから嗅覚、視覚、聴覚の機能が麻痺してしまった結果であると自己分析できます。
 睡眠に集中することは大切な行動です。睡眠は1日分の疲労を取り除き、明日への活力を復活させる行動です。いくら偉人の睡眠時間が短いからといって、全く睡眠をとらずに生きていける人間はいないのです。
 僕は睡眠に集中しすぎるあまり、大切なことを見逃していたのかもしれません。つまり、嗅覚、視覚、聴覚の機能は何のためにあるのか、それは人間に必要だから備わっているわけです。僕はそのことを睡眠に集中するあまり忘れてしまっていたのかもしれません。
 ところで、嗅覚、視覚、聴覚で失って困るのはどれかと究極の選択を迫られた際、僕は悩んだ挙句、聴覚と答えると思います。大切な人の声、自然の音、そして何より音楽が聴けなくなってしまうことほど、辛いことはありません。
 「世界から音が消えてしまったら・・・」と考えるだけでゾッとします。

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