2016年9月7日水曜日

家事をまったくやらない女性

 男女平等とか、女性の労働、イクメンとか、表現する手段はいろいろありますが、時代の流れにより家庭の役割分担が変化しているのは事実だと思います。女性の労働が増えたのは、共働きでなければ、経済的にやっていけないからです。そこで家庭の中の仕事、子育てや家事労働を積極的に行う男性をイクメンと呼ぶわけです。
 ネットでよくお悩み相談のようなものがあり、少し気になったのですが「妻が結婚当初から家事をまったく何もやらず自宅から歩いて5分の実家に帰って戻ってこない。離婚したいけれど子どものためにどうしたらいいのか」という男性のお悩みでした。家の掃除洗濯ゴミ出しはすべて男性が行っているということであり、妻が実家に戻っている理由は表向きは親の介護らしいのですが、楽だから戻りたくないみたいだと男性は分析しています。これはイクメンとは完全に異なります。イクメンは家事労働を積極的に行うからイクメンなのであって、女性が家事労働を全くやる気がなく、忠告してもやらないのであれば、これはそういう女性と結婚してしまった男性を気の毒に思ってしまう反面、厳しい言い方をすれば、なぜそのような女性と結婚してしまったのだと言われても仕方がないでしょう。
 よく「あの人は男らしくない」とか言います。男らしいか、男らしくないか、これは女性が一方的に判断するものです。逆に「あの子は家事ができない。女らしくない」と男性が言った場合、差別だとか、男尊女卑だとかで大変なご批判をされ大炎上してしまうでしょう。女性が「男らしくない」と言っても炎上しませんが、男性が「女らしくない」と言えば大炎上してしまうのです。要はこの世に男女平等など存在しないのです。
 もともと昔の日本では男が外で働き、女は家を守るということが一般的でした。この歴史を今になっても引きずっているから、いろいろな問題が生じるのです。もう現代おいては、家事労働を女性がすべきこと、という固定観念は捨てるべきです。ですが、男性は女性に幻想を抱くので、現実的に本当に家の事が全くできない女性は避けたいと考えるものです。頑張っている人を助けたいと考えるのが人間の心であり、頑張っていないやる気のない人を助けようなどと考える人はどこにもいないのです。そもそも家事労働は気配りに似ていると思います。つまり、男だろうが女だろうが気配りのできない、気の利かない人には向かないのが家事労働です。
 結婚は結婚と割り切って、結婚する前に本当に細かいことまで話し合っておくことが良いのだと思います。夫婦にはいろいろな形があってよいと思うのです。

 

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