2020年11月8日日曜日

バイトのバックレ問題

  アルバイト先でバックレる人を目撃すると残されたものはみな「この職場変なのかな」と何とも悲しい気持ちになります。ちなみにバックレを知らない人にご説明いたしますと、何も言わずに突然アルバイトを辞めてしまい音信不通になってしまうことを言います。連絡もないので、職場は大変混乱してしまいます。某雑貨店はバックレるアルバイトが多いため、最初の3ヶ月はロッカーを与えられないと聞きます。僕はそれを聞いてロッカーを与えないからアルバイトがバックレるのではないかと考えました。アルバイトの気持ちになって考えてみるとロッカーって一種の居場所みたいなものです。ロッカーがないと喪失感が生まれます。そして「どうせバイトだしバックレちゃえ」となるのではないでしょうか。

 僕は有名ブランドのアパレルで働いていた時に勤務初日の午前中でバックレてしまうイケメンを目の当たりにしました。彼はお昼休みに「こんな環境下ではやってられない」と一本の電話を入れていたので、正確に言うとバックレではありませんが、そんなことをしそうもない人だったのでショックだった記憶があります(年配の女性は「イケメンなのにダサいわね」と言っていた)。バイトがバックレる理由は正直、面倒くさいからでしょう。バイトに社員並みの労働力を求めすぎるとバックレが多発すると僕は思います。「どうせなんの保証もないバイトなのにコキ使いすぎだろ」が彼らの本音だと考えることができます。

 たとえば正規雇用の銀行員。彼らは交通事故で負傷しても絶対に仕事を休まないと言います。つまり、バイトのバックレはちゃんとした仕事ではない労働条件の元で発生する問題なのです。みなさまの職場の環境はちゃんとしているでしょうか。もしも、バイトのバックレ率が高い場合は、何か問題があるのではないかと見直してみる絶好の機会かもしれません。気をつけて周囲を観察してみましょう。



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