2022年12月7日水曜日

SNSをやらない日(ルッキズムについて)

  友だちでおもしろい人がいて彼は週に1度必ず、SNSをやらない日を設けているのだそうです。とても興味深いと思いましたね。僕はあまりSNSを積極的にやっているほうではありませんが、1日に30分くらいはいじくっているのではないかと思います。それでも月単位や年単位に換算した場合、かなりの時間になると考えることができます。JKが母親から「スマホばかり見ていないで勉強しなさい」と言われるのも頷けます。僕の学生時代はスマホがありませんでしたから、あったらどうなっていたのだろうかと想像したりしますが、過去は過去。振り返るのはやめにしましょう。

 SNSがあることで、今の若い人たちはかわいそうだと思うこともあります。それはイケメンでなかったり、あまり「かわいい」と言われたりしない人たちのことです。彼らはSNSをやることが酷なのではないでしょうか。僕自身もイケメンではないので、自分の顔を積極的にSNSに投稿しようとは思いません。逆にイケメンの人をうらやましく考えるほうです。それでも前述の通り、僕の学生時代にはスマホがありませんでしたから、それは良かった部分です。別に無きゃないで何とかなるものなのかもしれません。しかし、現在の学生さんではSNSは友だちとつながる大切で、当たり前のツール。やらないという選択肢はないでしょう。つまり、やらなければならないもの。「俺はSNSはやらない」と宣言する学生さんは確実に変人扱いをされ、友だちを失うのでは、と心配してしまうところです。男ではまだ許されるのかもしれませんが、女の子は今、小学生でもSNSをやっていることが少なくありません。昨今、ルッキズムという言葉がささやかれています。「美人さんだね」とか「かわいい」とか言われない女性たちは、かわいそうという言葉以外に救いようがないと僕は思います。いいねされなかったり、フォローされなかったり、キツい世の中なのだと感じます。僕自身も昔の職場で「変な顔だね」と軽く言われて、とても傷ついた記憶があります。顔は両親からもらったものであり、人間は顔を選んで生まれてくることができません。しかも僕の場合、全然イケメンではない男性上司から、変な顔だと指摘されたのでなおさらです。「お前に言われたかねーよ」と心の中で思いましたが、上司だったので言えませんでした。

 SNSや自分の容姿で悩んでいる人は、冒頭の僕の友だちのようにSNSをやらない日を設けたり、思い切ってやめてしまう、そういう決断を取っても良いのではないかと思います。SNSでのバズを自慢に思う彼や彼女も一定の年齢を超えると、アカウント削除したりしますし、顔を出したことを後悔したりする現実があります。SNSをやらないことは現実的に本当に変人扱いを受けるでしょうが、容姿に悩んでいる人が無理くりSNSをやることのほうが、精神衛生上良くないことでしょう。そして人には好みがあります。オードリーヘップバーンのことを美人だと思わない人も存在するのでしょうし、誰からも好かれる顔、容姿なんて存在しないはずなので、変に気にすることは時間の無駄だと自分に言い聞かせて、堂々と生きていきましょうね。きっと悩んでいるあなたの顔や容姿を好きだという人が現れるはずですから。 


 


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