2023年6月11日日曜日

他人への興味

  僕は若い頃は自意識過剰だったと回想します。誰も自分のことを見ていないのに変にファッションにこだわったり、ヘアスタイルにこだわったり、いわゆるダメ人間でした。そもそも他人への興味ってさほどないもの。僕自身も他人に興味がありません。最近驚かれたのが「イラストレーターなの?」ということでしょうか。僕は見た目がふつうなため、ふつうの会社員に見られるのです。よく人は見た目で判断してはいけませんと言いますが、それは正解だと思いますね。質素な格好をした人がとんでもないお金持ちだったりします。お金持ちが偉いのかどうかは議論が分かれると思うのですが、高い納税をしているので、その意味では社会貢献をしているのでしょう。

 知り合いで物書き、ライターの人がいるのですが彼もふつうの見た目。ただ丸メガネをしている部分が物書きっぽいです。彼なりのこだわりがあるみたいです。とても似合っているので、うらやましいと思いますね。僕が個人的に思うのが、小売店の店員さんを覚えているでしょうか?という点。毎日行くのであれば関心を持つでしょうが、たまに行くのであれば、まったく印象がない、そんなところだと思います。彼らもそのことに気づいていて「俺たちって下に見られる仕事だよな」と口にしているのが想像できます。僕自身も小売店でアルバイトしたことがあるので、そこらへんはよくわかります。ただクレームを受けてしまうと話は変わってきます。僕は人当たりが良いのでクレームを受けたことはないのですが、若い女の子で無愛想な子がクレームを受けていたことがありました。「服の縫製がほつれている」とクレームがあったそうなのですが、すぐに謝らなかったことがお客さまの逆鱗に触れる結果となったのでした。しかも無愛想。これはクレームになっても仕方がありませんでしたね。

 近所の駅にピアノが置かれていて、誰でも弾けるシステムになっています。こんな時に足を止める人は他人への興味があるということ。逆に僕のようにただの景色、風景と捉え、通り過ぎてしまう人は他人への関心、興味がないわけです。以前は人間観察が好きだった僕ですが、人間観察って疲労します。キョロキョロと目線を動かすためです。人は趣味や嗜好が変わっていきます。変化を恐れずに、どんどん進化していきたいですね。みなさまも他人への興味はほどほどにといったところでしょうか。 



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