2023年8月26日土曜日

偏頭痛のせいで

  作家、芥川龍之介が偏頭痛のせいで自殺したことはあまりにも有名です。僕自身も偏頭痛持ちなので気持ちはよくわかります。そもそも偏頭痛の発症の原因が未だに解明されていないことが不思議でしょうがありません。実は昨日の夜に僕の頭部に異変が生じました。そうです。偏頭痛です。3ヶ月ぶりの発症でした。3ヶ月前は家にいたのですぐにチカチカ見えるほうと反対側の頭部を大きめの保冷剤で冷やすことで重症化を食い止めることに成功しました。しかし、昨日は外出先での偏頭痛発症だったので、吐き気を伴う症状にまで悪化してしまいました。夕食は何も喉を通らず、そのまま就寝しました。ですが、若い頃に比べると痛みが軽くなっているとも感じました。通説によりますと、偏頭痛は歳をとると発症が極めて減少するのだそうです。僕自身も若かりし頃と比較してみると、偏頭痛になる頻度が減っていますし、症状自体も軽いものとなっております。

 偏頭痛の症状の1つに過剰な嗅覚の発達が挙げられます。昨日も電車の中でいろいろな人の匂いがして「臭い」と感じました。通常、無臭の人でも偏頭痛発症者には匂いがしてしまうものなのです。僕は偏頭痛になるたびに日常がいかに健康で素晴らしいかを思い知らされるのです。とにかく偏頭痛になったことがない人は幸せな人です。逆に僕と同様の偏頭痛持ちは、この痛みを共有することができるので、偏頭痛あるあるですね。悲しいことに学校や職場で「偏頭痛くらいで休むな」という声が今でもあるということ。そういう人が偏頭痛を体験したら、きっと大騒ぎをすることでしょう。「こんなに痛いの?」というように。

 みなさまの中で偏頭痛持ちのかたは一定数いらっしゃると思います。早くそんな偏頭痛持ちの人に対する偏見がなくなることを僕は望んでいますし、有効な特効薬が迅速に開発されることを願うしかありません。偏頭痛持ちのかた、つらいですが共にがんばりましょうね。



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