2023年11月20日月曜日

子どもとあだ名

  残酷なことですが、子どもには情みたいなものがありません。ですのでハゲている人には「おいハゲ」と平気で言ったりします。人は誰でも幼少期いわゆる子どもの時代を過ごすのですが、小学校くらいで変なあだ名をつけられている同級生を目撃したことはみなさまも経験済みなのではないでしょうか。ありがたいことに僕は変なあだ名をつけられることはなく、それは良かった部分。僕は中肉中背ですし、顔も普通なので特徴がありません。そのことが変なあだ名をつけられなかった要因だと思いますね。小学校の頃を回想いたしますと「ゴリラ」というあだ名をつけられている担任教師がおりました。そのことが本人にバレてしまった時には、彼は激昂し「誰がゴリラと言い出したんだ」と詰め寄ってきました。僕は笑いをこらえるのに必死でした。心の中で「ゴリラがブチギレてるよ」と考えていたのです。結局「先生と君たちだけの秘密にするから、全員机に伏せて、ゴリラとあだ名をつけた人は手を挙げなさい」と言い出しました。そして、その地獄のような時間が過ぎ去ると「〇〇くん、前に出てきなさい」と呼び出してビンタをしたのでした。全員仰天しました。「この人、約束破った」と全員が思っていたことでしょう。ところが、僕の時代はビンタ当たり前の時代でしたので、現在のような体罰、暴行問題騒ぎとはならず、本当にクラスだけの秘密となりました。

 中学生の頃、僕は塾に通っていたのですが「ウン◯マン」という不名誉なあだ名をつけられているかわいそうなクラスメイトがおりました。理由は1コマの授業中に4回、トイレに行ったからです。彼は男子なので、男子の場合、トイレから戻ってくる時間で小便なのか大便なのか、まるわかりとなってしまうので、そのことが原因でしたね。

 いろいろな発想であだ名をつける子どもたちには悪気がありません。その点がかわいい部分です。保育系の施設で働いていた時にも、特徴のない僕はあだ名をつけられることがありませんでした。要はいてもいなくてもいい人だったのです。子どもと関わると「子どもの頭って柔らかい」と感心します。みなさまも子どもからたとえ変なあだ名をつけられたとしても、あまり気にしないことをアドバイスしたいですね。彼らには悪気がないからです。大人のみなさまが大人の対応をすることを期待しております。



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