2020年8月4日火曜日

麦わら帽子

 ミニマリストになってからも物欲がなくなるわけではありません。今、僕が猛烈に欲しいのが麦わら帽子。夏限定のアイテムですし、エア爆買いで乗り越えられると思ったのですが、どうしても新しい麦わら帽子が欲しいのです。そう言えば僕は毎年、毎年麦わら帽子が欲しくなります(ビョーキかも)。今持っているのがセレクトショップで買った麦わら帽子1つ。新しく買うとなれば今持っているものを処分しなければならなくなります。麦わら帽子を2つ所有するミニマリストは、ミニマリストを自称する資格がないと考えるからです。
 なぜ人はモノを欲しいと感じるのでしょうか。そもそも非イケメンの僕には麦わら帽子が似合いません。それなのに麦わら帽子を欲しいと思わせるこの思考は一体何なのでしょうか。しかも、僕が欲しい麦わら帽子はサイズが59センチと少々でかめのお作り。僕の頭は55センチ。どう考えてもブカブカです。買ったら後悔するでしょう。そこまでわかっていても僕は麦わら帽子が欲しいのです。
 僕は物欲をコントロールできる人間に憧れます。部屋や家にほとんどモノがない人の思考にたどり着きたいとも考えます。モノには住所があるという考え方も肯定できます。ではもしも新しく麦わら帽子を買ったとして、その定位置は今ある麦わら帽子の位置になることは明白です。しかし、やはり麦わら帽子の購入は控えないと毎年毎年恒例行事のように麦わら帽子を買ってしまうことになりかねません。それは困ります。
 こうなってくると帽子自体の処分を検討する時が来たのかもしれません。夏は約1ヶ月。我慢すればあっという間に時は過ぎ去ります。帽子を買えないかわいそうな人と思われてもいいではありませんか。

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