2023年4月10日月曜日

社長の息子

  僕は偏差値28の高校を卒業しているのですが、同級生で3人、社長の息子だった人を存じ上げております。今、彼らは父の座を受け継ぎ見事に社長になっております(素晴らしい)。こう考えてみると、社長職には学歴や知能は関係ないとみて良さそうです。しかし、彼らはコンプレックスを抱えていて偏差値28の高校しか卒業していないこと、最終学歴が高卒なこと、これらを非常に気にしている現実があります。それから社長という職業。向き不向きがありそうですが、お勉強がまったくできなかった彼らでも務まっていることを考えると「誰でもできるんじゃない?」と疑問に思う人もいるでしょう。歌舞伎役者とかもご子息が必ず跡を継ぎますよね。昨今では親ガチャという言葉も耳にすることがあります。貧乏な家に生まれてしまうと、よほど運が良くない限りは貧乏なままです。逆に金持ちの子どもは、同様に金持ちになります。

 貧乏な人は「社長の子どもってうらやましい」と考える人も多いのではないでしょうか。しかし、彼らは彼らで大変なのではないかと僕は分析をしております。ちなみに僕は社長の子どもに生まれていても跡を継がないと思います。器でないですし、従業員の人生を預かる重責には耐えられないと考えるからです。つまり、社長業に必要なのは人間力と考えることが自然だと思います。それからこの時代に世襲って古いでしょ、という見方もあります。冒頭の僕の同級生たちも有名な大企業というわけではありません。高卒という時点で、それなりの会社なのです。

 友だちが働いている施設で社長の息子が社長になり、彼はその2代目に嫌われてしまい、退職を余儀なくされたという経験をしています。結構ある話なのかもしれませんね。人間には好き嫌いがあります。嫌いな部下を追い出したい、そんな器の小さい上司がいても何ら不思議ではないと思うのです。これからも社長の息子が社長になる、そんなケースは多くあると思います。自分の職場ではどうかを、よく考えて「嫌だ」と思ったら別の仕事をしてみることも対策の1つ。今の時代、転職は不思議な行動ではありません。そして、社長の息子でも僕の同級生のようにちゃんとした人がいるのも事実。社長の息子だからといって、変な色眼鏡で見てはいけないと思いますね。 



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