2023年4月24日月曜日

理由

  人がいない職場には必ず理由があります。その原因を突きとめて改善しない限り、人は定着しないのです。友だちがある施設で働くことになったのですが、1番長く勤めている人で4年。残りの人は勤務し始めて数ヶ月の新人さんだったそうで、そこの施設長が大変な変わり者で、原因はそこにあるみたいでした。そこの職場は社会福祉法人が運営していたそうなので、その社会福祉法人の理事長が施設長を切らない限りは、人は定着しないと考えることができるでしょう。結局、僕の友人は「やばい職場」と判断し、すぐに辞めてしまったそうです。彼は国家資格を所有していて、またその業界がかなりの人手不足だったため、すぐに転職に成功しておりました。職場の長がクセのある人であると、一緒に働く人たちは大変苦労をすると思いますね。世の中には本当にいろいろな人がいて成立しているので、我慢も大切。しかし我慢のしすぎは良くありません。自分が病気になってしまっては意味がないからです。

 そもそも施設長とか、店長とかってリーダーシップは必要だとは思うのですが、人をコキ使うのが好きな人の場合、注意が必要となります。僕自身も保育系の施設で働いていた時にアゴで使ってくる嫌な人がおりました。僕はその人のことを上司と思っていなかったのですが、その人は自分を上司と思ってほしかったみたいで、両者の間にズレが生じておりました。だからいろいろと指示をすることで「私は上司なんですよ。私のほうが上なんですよ」と必死のアピールが続いておりました。結果的には向こうの要求に応えることがアホらしくなって、辞めることに。一ミリも後悔しておりませんが、お子さまとのお別れは寂しかったですね。そこの職場は一年中求人を出しているので、今でも人が定着していない様子。自業自得だと考えて良さそうです。

 逆にアパレルをやっていた時に理想とする上司がおりました。彼は人望が厚く、しかも上司であるにもかかわらず僕には何1つとして指示をしてくることはありませんでした。「ツンデレさんは本当によく売ってくれるから」と褒めてくれて、僕も働くのが楽しかったです。器の大きな上司は部下にすべて任せてくれるので、そういう部分が尊敬に値するのだと断言して良いのではないでしょうか。つまり、細かいことをネチネチと指示してこないのです。きっと信頼をしてくれているわけですね。そういう環境下でしたから大学生のバイトの子以外は辞める人がおりませんでしたので、定着率はすごく良かったですね。このように考えてみると定着率の良い職場にも理由があるのです。

 みなさまが働かれている職場。どんな感じでしょうか。人が辞めるのも残るのにも必ず理由があるので、よく周囲を観察なさって良い職場であるのか、劣悪な職場であるのか、ご判断してみて、長く続けられるお仕事に巡り会うことを僕は望んでおります。がんばってください。


 

 

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