2022年11月2日水曜日

変な人ばかり

  以前に勤めていた会社の社長がいわゆる変な人ばかり採用することで有名でした。若い事務の女の子が僕のところにやってきて「また社長、変な人採用したんだよ」と言うのです。僕自身の感想としては、その社長は自分がコントロールしやすい人を選んで採用しているみたいでした。僕はアルバイト入社でしたが学生だったので「卒業したらウチで社員にならない?」と誘われたのですが「イラストの仕事したいので」と断りました。その社長は僕のこともコントロールしやすいと踏んでいたみたいですが、僕はそのことに気づいていたので操られずに済みました(よかった)。変な人って比較的無知なのでコントロールがしやすいのでしょう。社長が変な新入社員に「日本は地方のほうではインフラがまだ整っていないからな」と言うと「インフラって何すか?」と新入社員。それではコントロールされても仕方がないと思いましたね。彼は独り言もひどくて、最初僕は誰かと話しているのかと思ったくらいです。

 冒頭の事務の若い女の子は、唯一、極めてまともで彼女は僕のことを「この職場で1番ふつうだから話しやすい」と言ってくれました。その子は結果的に寿退社しました。今、どうされているでしょうか。その子はとてもかわいくて社長のお気に入りでしたね。「今度飲みに行こうよ」と女の子のほうから誘ってくれたのですが、バイトに学校と忙しかった僕はスケジュールが合わなくて断ることに。行っていたら何かあったでしょうか。今振り返ると学生の頃って結構忙しかったので、余裕がなかったですね。今の大学生とかも相当忙しそうですし。

 当時の社長は今でも変わり者ばかりをコントロールして楽しんでいることと思われます。僕なら何の害もないふつうの人を社員にしたいですね。やっぱりふつうって最高ですし、最強であると考えます。そういうふつうの人に何も指示せずのびのびと働いてもらう、これが正しい人の使い方なのでないかと考える今日この頃でございます。みなさまはどのようにお考えでしょうか。 



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