2022年11月4日金曜日

雑誌に出る

  高校生の頃に同じクラスで有名な雑誌に出ている男の子がいました。いわゆる読者モデルってやつ。当時、彼は羨望の眼差しで見られていましたが、今回想すると全然大したことじゃないと思いますね。価値観というものは歳を重ねると変化していくものなのです。現在の彼は音信不通ですが、意外に悲惨な人生を歩んでいるのかもしれません。比較的、若い頃に注目されたり、ちやほやされたりすることはあまり良くないことなのかと考えることができます。よく読者モデルから芸能界に入ったりしている人もお見かけしますが、本当に一握りの一部の人だけです。僕の同級生は芸能界へは行けなかったみたいです。なぜならまったく目撃しないから。

 芸能界というものは後ろに何か応援してくれるバックボーンのようなものがないとうまくいかないみたいですね。本人の努力だけではどうにもならないということです。そんな中で雑誌に出ていた彼は期間限定の夢物語の中にいたのでしょう。それもほんの一瞬。長期的に考えたときに、雑誌に出ていたかどうかなんて関係のない話です。そんなこと仕事を探すときの履歴書にすら書けません。だから振り返ってみると、彼は雑誌に出ていたことを後悔している可能性もあります。そもそも僕は高校生の頃に、その雑誌を見たことがないので何とも言えないのですが、基本的に僕は思春期の頃から雑誌を見たことがありませんし、当然買ったこともございません。美容院でパーマをかけてもらっているときに雑誌を差し出されたときくらいでしょうかね。そこで気づいたことは雑誌は広告の集まり、集合体だということ。モデルさんの服を欲しいと錯覚してしまうことは、そのモデルさんに服が似合っているからであって、その服が自分に似合うとは限りません。それから雑誌って読んだ後に何だか自分もおしゃれになったような気分がするのです。

 みなさまの周りでも現在雑誌に出ている人がいらっしゃるかと思われます。友だちでない限りは、むやみに近づくのはやめておいたほうがいいかと思います。少し有名なやつに近づいてくる最悪な輩と勘違いされてはみなさまがお気の毒だと僕は考えます。そして、雑誌に出ているかっどうかなんて前述の通り、長期的に見たら大したことじゃないですから、彼らを特別視するのはやめにして普通の学生同士として接することが1番良い行動なのではないかというのが僕の結論です。



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