2023年7月11日火曜日

あの人は今

  昔のテレビの人気企画だった「あの人は今」。若者からすると「何すかそれ?」というもの。要は昔有名だった人が現在は何をしているのかを調査、発表する番組内容。モデル上がりの某俳優さんは「売れたい」と感じた瞬間が「あの人は今」の取材が来たことがきっかけだったそうです。「これは売れなければならない」と感じたのでしょう。僕はいろいろアルバイトを経験しました。そんな中で、ミュージシャン志望よりも、俳優さん志望の人が多かったですね。男女通じて多かったです。残念ながら有名になったのは1人だけです。大企業のCMに何本か出演しております。僕はその子と都内の雑貨屋さんで知り合ったのですが、アルバイトは男では僕1人で、大して重くないものまで運ばされておりました(コレあるあるね)。その子の透明感はすごかったです。単純にめちゃくちゃかわいかったので、売れても驚いた人は皆無。「あの子なら売れるよね」という感じ。残念なのがその子がバラエティ番組に進出していないこと。おそらく事務所の方針なのでしょうが、正直自分でも申しておりましたが、頭が良いとは言えない部分がありました。バイト中に外国人のかたから話しかけられたその子が、困った顔で僕のところにやって来て「ちょっと、この人何言っているのか、わからないです」とのことでした。要は「このお店は免税店か?」を英語で聞いて来たのです。「Tax Free」もわからないのかと驚いた僕ですが「わたし頭悪いんです」という彼女の表情はきっと誰でも好きになちゃうと思いましたね。微笑ましくもあり、憎めない表情でした。

 たまに大学時代の同級生から「まだ絵描いているの?」と連絡が来たりします。「まだ描いているよ」と返事をすると「すごい意志強いね」と言われます。大学時代はアフロだったので、彼らにとっては僕が「あの人は今」なわけです。大学の頃はよく女性から声をかけられました。今では考えられませんが、彼女たちは僕の未来に期待をしたのです。しかし、軽々しく寄って来た人たちは現在、簡単に去っていきました。「俺さ、アフロの人見かける度、ツンデレを思い出すんだよ」とは今でも仲の良い友人。彼は僕のアフロを否定も肯定もしませんでした。僕の心を見てくれている貴重な存在。

 逆に大学の頃に恋をしていた女性。彼女は今どうしているのか気になる時があります。けれども元来僕はストーカー体質ではないので、ネットで調べたり、SNSで検索かけたりはしません。もう過ぎたことですし、過去は過去。ぜひ幸せになっていてほしいです。みなさまも「あの人は今」に該当するような気になる人がいらっしゃるでしょう。さすがに探偵に調査依頼したりする人はいないでしょうが、どうしても気になるのであれば知人の知人とかを頼るとか、アナログ的な情報収集が得策です。くれぐれもいきなりインスタにDM送りつけたりは、御法度かと思いますので、よくお考えになってから行動に移していきましょうね。


 

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