2019年12月2日月曜日

集積のメリット

 1人の洗濯物を4人分の洗濯物の水量で洗うならば、1人で暮らしている人は損をしていることになります。今日は集積のメリットについて。
 知人が会社社長に家の大きさと4人暮らしであることを伝えたところ「そんな狭い家に4人で住んでいるんですか?」と驚かれた話。しかし、狭い家にたくさんの人数で住んでいることは集積のメリットの理にかなっていると思います。経営で言えば、客の来ない店は潰れてしまうということ。何のために店をやっているのかというとお客様を満足させたいからでしょう。それならばより多くのお客様に来店していただく必要があります。電気代、水道代だって客が1人と100人では雲泥の差です。
 僕はスターバックスのコーヒーが高いのは回転率が低いからだと考えています。おしゃれな空間とくつろげるスペースを客は買っているわけです。それに比べてドトールなどは非常に回転率が高いです。両者はコーヒーの味もさほど変わらない感じです。
 ミニマリストの家は、身の丈にあったものになっている点が素晴らしいと思います。大きな家に一人暮らしの人は、集積のメリットを活かしていませんが、貧乏人の僻みと言われればそれまでです。広い家で何をしようが人間の自由だからです。
 シェアハウスは、集積のメリットを最大限に発揮しているという意味で、大変おもしろいケースです。若者には直感的にメリットを獲得できる本能が備わっているのかもしれません。

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