2022年1月12日水曜日

労働の対価

  賃金労働者は労働の対価として給与、お金を受け取ります。僕はこのブログ内でよく労働の搾取について記しますが、それは実体験に基づくものだからです。たとえば1番給料の安いアルバイト労働者がコキ使われている場合、その職場には必ず労働の搾取が存在します。身近な例としてコンビニを例に挙げてみましょう。新人のアルバイト労働者は品出しをしながらレジをこなします。休む暇もなく労働に励むのです。その時に店長は事務所でスマホのゲームをやっているとします。これが資本主義の現実なのです。実際に僕は有名な古本屋のチェーン店で働いていた時に店長が朝礼で「今日もみんなで力を合わせて汗を流しましょう」と言ってから数時間後に休憩室でパンをかじっているのを目撃してしまい「ふつうに休んでるじゃん」と衝撃を受けたことがあります。

 そもそも店長という肩書きで売り場にいるケースは少ないと思います。現場が好きな人は表に出るのでしょうが、それはごく少数で、ほとんどが事務所かバックヤード、休憩室に入り浸っているのが現状でしょう。なぜなのかというと楽だからです。「任せちゃえばいいや」というのが彼らの心理で何かあった時には売り場に出て行くのです。そして最も不思議なのが1番給料をもらっている人が楽をしているという点。逆に考えると、彼らは仕事という感覚はなくて、人を駒のように捉えていて、どう動いて欲しいかを希望として持っているのではないかと僕は思います。

 昔は資本家と労働者という構図でしたが、現在はオーナーとスタッフといった認識の仕方がいいのではないかと考えます。美容院とかオーナーは表には出て行きませんし、下手すると店舗にいないこともあるのではないでしょうか。それでもスタッフは労働の対価としてサラリーをもらうために働くのです。それが嫌ならオーナーになるか、僕のようにフリーランスの道を模索するしかなす術がないわけです。


 

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