2022年2月3日木曜日

職業差別

  僕は職業差別をする人が嫌いです。以前に聞いた話なのですが、駅のエレベーターの中で高齢の清掃作業員の女性に中年男性が「汗臭いぞコノヤロウ」と怒鳴ったのだそうです。これは聞き捨てならないと僕は思いましたね。まず中年男性は清掃作業員の仕事を下に見ている、つまり見下している訳です。一生懸命働けば汗のひとつもかくでしょう。それから女性蔑視。ガタイのいい男性の清掃作業員であるならば、中年男性はたとえ汗臭くても何も言わなかったはずです。

 一般的に今でもホワイトカラーとかブルーカラーとか言われたりしますが、僕はホワイトカラーと言われるような職業に就いたことはありません。イラストレーターがホワイトカラーなのかどうかは不明ですが、アパレルとかやっていた時には気の合う仕事仲間と「アパレルってブルーカラーじゃね?」とか言って笑いあっていましたね。アパレルは裏作業や体力勝負な部分が多いので、外から見る華やかさとは無縁でございます。それからスーパーのレジ打ちやコンビニの店員さん。彼らも職業差別をされがちです。特にコンビニなんて便利で生活には欠かせないはずなのに、結構見下されている感があります。不思議ですね。大学に通っていた時には近くのコンビニのオーナーさんから「君、ウチでバイトしない?」とナンパされたことがあります。ところが、僕はその時牛乳配達のアルバイトをしていたので、そのことを申し上げると「残念だな〜」の一言。懐かしい思い出です。

 世の中には人の数だけ職業が存在します。どのような仕事であっても差別をされてはならないと僕は思いますね。セクシー女優だって体張って命がけで仕事をしているので、そのような方々への配慮も必要かと考えることができます。みなさまもどうか職業差別だけはしないでいただきたい、僕からの切なるお願いでございます。


 

 

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