2022年7月7日木曜日

バイトだってバカじゃない

  昔、飲食店で働いていた時にまかないがありました。ですが、それはひどいもので、賞味期限切れの冷凍のレトルトを一食、150円で給料から天引きするものでした。しかもその話をバイトの前で公然と話していたので、まかないを断るバイトが続出しました。当然のことです。「バイトだってバカじゃない」の典型例。それから労働の搾取。あまりにも過酷な使い方をされる場合、バイトは「割に合わない」と辞めてしまうのです。スーパーのレジとか高校生や大学生が多く働いていることが多いですが、あれも労働の搾取の一例。長続きしない印象があります。それではなぜ高校生や大学生を積極的に採用するのかというと、覚えがいいこと、それから何と言っても無知であること。これに尽きると思うのです。無知であればどんなにコキ使っても良いと考えているのでしょうね。

 僕は高校生の頃、車の洗車場で働いていましたが、とても良い職場でした。労働の搾取をされることもなく、のびのびと働くことができました。これは非常にレアケース。バイトはブラックバイトがほとんどです。中には一年中求人を出している職場があって、そうなると応募者は警戒をします。「この職場一年中求人出してる。絶対何かある」と。バイトだってバカじゃありません。職場にガンみたいな人がいるとコロコロと退職者が現れるので、一年中求人を出す、悪循環が生まれるのです。友だちが書店で働いていた時に「うちの職場にとんでもないガンがいるんだよ」と言うので、詳細を聞いたら新しく入ってくる新人にあれこれと無理難題を指示して新人さんを混乱させパニックにさせ、退職に追い込むのだそうです。しかも証拠を残さないためにガンの人物と新人が2人きりの時に攻撃を仕掛けると聞きました。非常に陰湿だと思いましたね。

 みなさまの職場でも非正規雇用のアルバイトは必ず存在するはずです。そのバイトがコロコロと辞めてしまう、そんな職場である場合、バイトの気持ちになって物事を考える人が必要になります。労働の搾取をしすぎるとバイトだってバカじゃないのですから、辞めてしまうに違いありません。せめて水くらいは十分に飲める環境下がないとバイトは確実に去っていくでしょう。労働環境を改善する必要がありそうですね。



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